ブランド 買取の柔軟性
絞り込まれ、整然と管理された製品ラインのほうが、結局はより大きな利益を生み、組織全体にとっての資産となることを示すことで解決できるのだが、まず手始めに、上級管理職に染みついた製品ラインの拡張は有利だという考えを払拭しなければならない。
多くの企業が、マーケティング戦略の重要な一端を担うものとして、製品ラインの拡張を追い求めてきたのには、7つの要因がある。
消費者はますます活発にブランドスイッチを行い、いままで使ったことのない製品を試し、マネジャーたちは製品ラインの拡張による派生商品を、多様な顧客セグメントのニーズに応える、低コスト、低リスクの手段ととらえている。
高度かつ低コストになった市場調査とダイレクト・マーケティングの技術を使えば、より細かいセグメントを、従来よりももっと効果的に特定し、狙うことができる。
加えて、テレビ、ラジオ、印刷媒体の視聴者・読者のプロフィールについての情報が詳しくなったこともあり、マネジャーは複雑なセグメンテーション技法を使って、効果的な広告計画を立てることができるようになった。
製品ラインの拡張は、同じブランドの傘の中で、幅広い製品バラエティを供給することで、「何か目新しいもの」を求める消費者の欲望を満たそうとする試みである。
こうしてラインを拡張することで、消費者を愛用ブランドに引き留めておきながら、彼らの欲望を満たすことができるのではないかと企業は期待している。
さらに店頭広告協会が行った調査によると、消費者は日用雑貨・健康美容用品の購買決定では、その約3分の二を店内で衝動的に決めている。
もし小売業に受け入れられさえすれば、派生商品によって、そのブランドは店頭シェアを伸ばし、それにつれて消費者の注意を引きつける。
メーカーが、あるブランド・ラインの全アイテムにわたってパッケージやラベルをコーディネートすれば、店頭の棚やディスプレイが、ビルボードのように、消費者の注意を引きつける効果を持ち、ブランド・エクイティを高めることもできる。
しばしばマネジャーは派生商品の品質の高さを主張し、これら製品の価格を、コアとなる製品よりも高く設定する。
売上げの伸びが鈍化している市場であれば、既存客をこうしたプレミアム製品に引きつけることで、メーカーは製品1個当たりの収益を増加させられる。
こうすれば、たとえ自社製品間の共食いが起こっても(少なくとも短期的には)収益は上がる。
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